レバークーゼン2023-2024
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2位じゃダメに決まっているだろ!

2023-2024年シーズンにおいて、ドイツのバイエル・レバークーゼンが採用した3-4-2-1フォーメーションについての想定予想です。

モデルの想定・その他のケース

左図は、2023-2024年シーズン当時のバイエル・レバークーゼンについて想定予想のスターティングメンバーになります。

実のところ、結構いろんなパターンの選手が使われていますが、基本線はセンターバック3枚にウイングバック(場合によってはサイドバック)と中央4枚にワントップです。

ウイングバックと中央の4人がディフェンスからビルドアップをしながらボールを前に運びアタッカーの3枚だけでなく両WBもフィニッシュに絡むというポゼッションサッカーですが、一方でWBの攻め上がりが多い分、ポジションチェンジも激しく行われ前線守備もいとわない献身的な選手が多く配置されており、形成される守備ブロックも強固でリーグ最少失点を記録しています。

チームの中心と言えるのは若き天才ヴィルツです。EURO2024のドイツ代表では左サイドに配置されて役割が制限されているせいか影が薄かったものの、レバークーゼンでは実質フリーロールで中央を中心に公式戦で18ゴール、20アシストと無双の活躍を見せました。

センターフォワードのボニフェイスは典型的なフィジカルに強いストライカータイプのセンターフォワード。
さらにシャドーストライカーのホフマンはユーティリティプレイヤーで右ウイングやセンターハーフもできるように、このチームでも局面次第でポジションを大きく変えて動き回ります。
なお、このポジションはたまに右ウイングバックのフリンポンが務めるケースもあり。

ウイングバックは左がグリマルド、右がフリンポン、ともにスピードがありこの2人もフィニッシュに絡むケースが多くあります。なお、フリンポンを1列前に上げて守備的なスタニシッチを右サイドに配することも。

センターハーフは司令塔タイプのジャカと、守備寄りのセンターハーフであるパラシオス。
ジャカは不動ですが、パラシオスはより守備的なアンドリッヒが使われることもあります。

センターバック3枚は中央のターが不動。左右どちらもできるタブソパに前半戦は右側にコスヌ、後半戦は左側にインカピエがよく使われていました。
ター、コスヌはフィジカルに強くスピードもあり、タブソバやインカビエはビルドアップも得意というタイプです。

ゴールキーパーはベテランのフラデツキー。フィンランド代表の正GKを長く勤めていますが、安定したセービングが持ち味でチームのリーグ最少失点に大きく貢献しました。

2023-2024年当時のバイエル・レバークーゼン

監督は、スペイン人のシャビ・アロンソ。
現役時代は中盤の底から攻撃の起点となるパスを出せる視野が広く判断力に優れたいわゆるレジスタとして、スペインだけでなくリヴァプールやバイエルンミュンヘンなどでも活躍した選手でした。

現役引退後、レアル・マドリードユースやレアル・ソシエダのBチームなど下部組織の監督を経て、2022年10月に当時は降格圏の14位にいたレバークーゼンを立て直すために抜擢されます。

就任当初は崩壊していた守備陣の整備を行いチームを安定させることに成功。最終的には6位、さらに出場していたELでもベスト4まで残るなど見事な成績を残します。

就任2年目にボニフェイス、ホフマン、ジャカ、グリマルドら攻撃的な選手を補強し、攻守にバランスが取れたポゼッションサッカーを展開します。

チームの主軸となるボニフェイス、ヴィルツだけでなく両ウイングバックもコンスタントにゴールに絡むなど、どこからでも点がとれるスペクタクルなチームとして開幕から無敗を続けて、ブンデスリーガの絶対王者バイエルンミュンヘンの12連覇を止めただけでなく、2000年代では欧州五大リーグでは3チーム目となるリーグの無敗優勝。さらにドイツ国内杯優勝で国内二冠を達成し、ヨーロッパリーグも準優勝、シーズン全体で公式戦51戦連続無敗の欧州記録という大快挙まで達成してしまうのでありました。



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