ブラジル1982
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 オランダ98
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 ドイツ00
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結果を残せなかったブラジル史上最強の代表

1982年において、ブラジル代表が採用した4-4-2フォーメーションについての想定予想です。

モデルの想定・その他のケース

左図は、1982年のブラジル代表のスターティングメンバー想定予想で、スペインW杯本大会の二次リーグvsイタリア戦などで確認されているメンバーになります。

「黄金の4人(クワトロ・オーメン・ジ・オロ)」と呼ばれた中盤の4人。
攻撃的なジーコとソクラテスに、バランサーのファルカン、ボランチのトニーニョ・セレーゾと、日本にもお馴染みの名前が連ねています。

感性豊かで個人技に優れた4人のゲームメイカーが、見事なまでに組織だって調和のとれた中盤を構成し、他の3人や両FW、はたまたオーバーラップするサイドバックを巧みに使いこなすさまは、サッカーにおける一つの完成形ともいえました。

ポストプレイヤーのセルジーニョに、快速ウイングであり強烈なシューターでもあるエデルの2トップ。

両サイドバックは、2人ともブラジル伝統の攻撃的なサイドアタックであり、ともすれば両者同時にオーバーラップし、その攻撃力に厚みを増します。

センターバックは、ルイジーニョと日産FCの二年連続の三冠に大貢献した日本でもお馴染みのオスカーの2人。
2人とも、いかにもブラジル代表のセンターバックらしく、当たりに強いタイプです。

このチーム最大の弱点と言われたのはゴールキーパーのワルジール・ペレスで、W杯でもソ連戦で簡単なシュートをファンブルして失点したりするなど、これまたいかにもブラジル代表のゴールキーパーらしいといえばらしかったりしました。

1982年当時のブラジル代表

監督はブラジル人のテレ・サンターナ。選手時代はフルミネンセでウイングとして活躍し、ブラジル代表に選出されたこともあった人です。
指導者となってからも、いくつかのクラブチームで結果を残し、1980年にスペインW杯を見越してブラジル代表監督に就任しました。

選手の自主性に任せた奔放で攻撃的なチームを作る事に定評があり、スペインW杯以降もクラブチームのみならずメキシコW杯でも代表監督を任されています。

南米予選は3チームのリーグ戦で首位のみ予選通過という方式でしたが、格下のボリビア、ベネズエラをまったく寄せ付けず全勝で通過。
この時点で、すでに「クワトロ・オーメン・ジ・オロ」の名は鳴り響いており、その奔放な攻撃サッカーは優勝候補筆頭の呼び声が高いものとなってました。

本大会の一次予選リーグは、ニュージーランドこそ完全な格下ながら、ブロヒンのいるソ連、ダルグリッシュのいるスコットランドとその実力を試すには格好の相手。
初戦のソ連戦は勝利しますが、まずい守備もあり2−1と苦戦しています。
しかし、そのあとの2試合は4−1、4−0と圧勝し、結局、1次リーグを全勝通過。やはり、ブラジル強しと思わせてくれました。

準決勝進出をかけた2次リーグは、アルゼンチン、イタリアと同組で、サッカー大国の3か国が激突する構図になります。

まず、アルゼンチンがイタリアとブラジルに連敗し脱落。

得失点差の関係で、準決勝進出するにはイタリア相手に引きわけで良いブラジルでしたが、勝たねばいけないため前がかりになったカテナチオと積極果敢に打ち合いを演じます。

後半23分に2−2と同点に追いついたブラジル。
この時点でも引き分け狙いなどせず、両サイドバックがオーバーラップするなど積極的に勝利をつかみに行きますが、カウンターからCKをとられ、最後はパオロ・ロッシにハットトリックとなる3点目をあげられ敗れ去るのでした。

このように、W杯ベスト4進出すら逃がした1982年のブラジル代表でしたが、その奔放な攻撃サッカーは多くの人を魅了し、大会前後の数年の内に黄金の4人全員は欧州のクラブチームに移籍、ブラジル国内では今もなお「ブラジル史上最強チーム」と多くの人に称賛されているのでありました。



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