ブラジル1982
各フォーメーション
 アーセナル03-04
 アムステルダム94-95
 アルゼンチン98
 アルゼンチン01
 アルゼンチン14
 アルゼンチン22
 イタリア94
 イタリア00
 イタリア06
 イタリア12
 イタリア2020
 イラン97
 イングランド00
 イングランド14
 イングランド2020
 ヴァレンシア03-04
 ウルグアイ1930
 ウルグアイ02
 ウルグアイ14
 オランダ74
 オランダ88
 オランダ98
 オランダ14
 カテナチオ
 ガラタサライ99-00
 韓国99
 ギリシャ04
 クリスマスツリー
 クロアチア18
 コスタリカ14
 コロンビア13
 コートジボワール14
 スペイン00
 スペイン08
 スペイン12
 セネガル02
 スロベニア00
 チェコ03
 チェルシー04-05
 チェルシー14-15
 チェルシー16-17
 チリ98
 チリ14
 デンマーク86
 トッテナム18-19
 西ドイツ74
 ドイツ90
 ドイツ00
 ドイツ14
 ドルトムント11-12
 ドルトムント15-16
 ナポリ11-12
 日本68
 日本96
 日本97
 日本00
 日本01
 日本11
 日本22
 ネラッズーロ90-91
 ネラッズーロ09-10
 ノルウェー00
 バイエルン00-01
 バイエルン13-14
 バイエルン15-16
 バイエルン19-20
 バルセロナ99-00
 バルセロナ04-05
 バルセロナ10-11
 バルセロナ14-15
 パルマ98-99
 パリ12-13
 ビアンコネーロ84-85
 ビアンコネーロ95-96
 ビアンコネーロ02-03
 ビアンコネーロ13-14
 ビアンコネーロ16-17
 ビジャレアル05-06
 ブラジル82
 ブラジル94
 ブラジル98
 ブラジル02
 ブラジル06
 ブラジル14
 フランス82
 フランス00
 フランス04
 フランス14
 フランス16
 フランス18
 ベルギー13
 ポルト03-04
 ポルトガル00
 ポルトガル14
 ポルトガル16
 マドリード01-02
 マドリード11-12
 マドリード13-14
 マドリード21-22
 マドリードA13-14
 マンチェスターU98-99
 マンチェスターU07-08
 マンチェスターC11-12
 マンチェスターC20-21
 モナコ03-04
 モロッコ2022
 ユーゴスラビア94
 ユーゴスラビア00
 ラツィオ99-00
 リヴァプール04-05
 リヴァプール08-09
 リヴァプール18-19
 リヨン04-05
 ルーマニア00
 レバークーゼン01-02
 レバークーゼン23-24
 ロッソネーロ88-89
 ロッソネーロ98-99
 ローマ00-01
 ローマ07-08
 N-BOX
 浦和06
 大阪G08
 川崎18
 横浜M03
 webサカ2チラ裏
 Webサカ(PC版)
 コンテンツトップへ戻る


 銀狐のあんぱん屋
 トップへ戻る


結果を残せなかったブラジル史上最強の代表

1982年において、ブラジル代表が採用した4-4-2フォーメーションについての想定予想です。

モデルの想定・その他のケース

左図は、1982年のブラジル代表のスターティングメンバー想定予想で、スペインW杯本大会の二次リーグvsイタリア戦などで確認されているメンバーになります。

「黄金の4人(クワトロ・オーメン・ジ・オロ)」と呼ばれた中盤の4人。
攻撃的なジーコとソクラテスに、バランサーのファルカン、ボランチのトニーニョ・セレーゾと、日本にもお馴染みの名前が連ねています。

感性豊かで個人技に優れた4人のゲームメイカーが、見事なまでに組織だって調和のとれた中盤を構成し、他の3人や両FW、はたまたオーバーラップするサイドバックを巧みに使いこなすさまは、サッカーにおける一つの完成形ともいえました。

ポストプレイヤーのセルジーニョに、快速ウイングであり強烈なシューターでもあるエデルの2トップ。

両サイドバックは、2人ともブラジル伝統の攻撃的なサイドアタックであり、ともすれば両者同時にオーバーラップし、その攻撃力に厚みを増します。

センターバックは、ルイジーニョと日産FCの二年連続の三冠に大貢献した日本でもお馴染みのオスカーの2人。
2人とも、いかにもブラジル代表のセンターバックらしく、当たりに強いタイプです。

このチーム最大の弱点と言われたのはゴールキーパーのワルジール・ペレスで、W杯でもソ連戦で簡単なシュートをファンブルして失点したりするなど、これまたいかにもブラジル代表のゴールキーパーらしいといえばらしかったりしました。

1982年当時のブラジル代表

監督はブラジル人のテレ・サンターナ。選手時代はフルミネンセでウイングとして活躍し、ブラジル代表に選出されたこともあった人です。
指導者となってからも、いくつかのクラブチームで結果を残し、1980年にスペインW杯を見越してブラジル代表監督に就任しました。

選手の自主性に任せた奔放で攻撃的なチームを作る事に定評があり、スペインW杯以降もクラブチームのみならずメキシコW杯でも代表監督を任されています。

南米予選は3チームのリーグ戦で首位のみ予選通過という方式でしたが、格下のボリビア、ベネズエラをまったく寄せ付けず全勝で通過。
この時点で、すでに「クワトロ・オーメン・ジ・オロ」の名は鳴り響いており、その奔放な攻撃サッカーは優勝候補筆頭の呼び声が高いものとなってました。

本大会の一次予選リーグは、ニュージーランドこそ完全な格下ながら、ブロヒンのいるソ連、ダルグリッシュのいるスコットランドとその実力を試すには格好の相手。
初戦のソ連戦は勝利しますが、まずい守備もあり2−1と苦戦しています。
しかし、そのあとの2試合は4−1、4−0と圧勝し、結局、1次リーグを全勝通過。やはり、ブラジル強しと思わせてくれました。

準決勝進出をかけた2次リーグは、アルゼンチン、イタリアと同組で、サッカー大国の3か国が激突する構図になります。

まず、アルゼンチンがイタリアとブラジルに連敗し脱落。

得失点差の関係で、準決勝進出するにはイタリア相手に引きわけで良いブラジルでしたが、勝たねばいけないため前がかりになったカテナチオと積極果敢に打ち合いを演じます。

後半23分に2−2と同点に追いついたブラジル。
この時点でも引き分け狙いなどせず、両サイドバックがオーバーラップするなど積極的に勝利をつかみに行きますが、カウンターからCKをとられ、最後はパオロ・ロッシにハットトリックとなる3点目をあげられ敗れ去るのでした。

このように、W杯ベスト4進出すら逃がした1982年のブラジル代表でしたが、その奔放な攻撃サッカーは多くの人を魅了し、大会前後の数年の内に黄金の4人全員は欧州のクラブチームに移籍、ブラジル国内では今もなお「ブラジル史上最強チーム」と多くの人に称賛されているのでありました。



Webサカ(PC版)コンテンツトップに戻る

あんぱん屋トップに戻る