ギリシャ2004
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神話の国のカテナチオ

2004年において、ギリシャ代表が採用した1-3-3-3フォーメーションについての想定予想です。

モデルの想定・その他のケース

左図は、EURO2004・準決勝・vsチェコ戦のスターティングメンバーです。

ちなみに、ゲーム上の表記だとFWの並びは1トップ2シャドーみたいなならびになってますが、実際は、右ウイングのハリステアスがかなり前でポストプレイもするし自分から得点も獲りにいく、もう一人のFWのブリザスはやや左に寄って、左ウイングのカラグーニスは逆にやや下がり目で、ウイングといよりもサイドハーフのような形になります。むしろ、4−4−2と言っても良いかもしれない、やや変則的な1−3−3−3です。

DFラインの3人は常にマンマークで相手攻撃陣の誰かに張り付き、最後尾に1人陣取るスイーパー、ボランチとサイドをケアするセンターハーフの2人の誰かが相手キーマンの位置関係を測りながら、マンマークのDFをサポートして、ボールを奪ったらすぐ前線にパスを出すという典型的なカウンターサッカーです。

ブリザスとハリステアスの2人は前線での守備をほとんどしないので、自然とラインが引き気味になり、下がり目中盤の3人が守備と攻撃でかなりの運動量を見せます。

とにかく、常にマンツーマンしながら、中盤の底とスイーパーがサポートして数的優位を作るというゾーンマンツーマンとも言うべき超守備戦術。張り付いたマーカーは中々離れてくれないのが最大の特徴でした。

2004年当時のギリシャ代表

監督は、ドイツ人のオットー・レーハーゲル。ブンデスリーガの監督としてブレーメンやカウザースラウテルンなどで底力はあるがスターはいないといような地味なチームで堅実な実績をあげてきた監督で、2001年に就任したギリシャ代表が始めてのナショナルチーム監督でした。

彼が率いたギリシャ代表も、やはりスターらしき選手がいない地味なチーム。

EURO2004の予選は、スペインやウクライナと同組ながらも、強豪スペインを抑えて堂々の1位突破。

本選はポルトガル・スペイン・ロシアとなかなか骨太い国と同組になり、開幕戦ではいきなり、開催国で優勝候補の一角でもあったポルトガルが相手。
地元の大歓声を受けて攻め込むポルトガル相手に防戦一方ながら、少ないチャンスを物にして2−1で勝ってしまいます。

結局、この勝利が大きく、スペインに引き分け、ロシアに負けながらも、2位でグループリーグ通過。

決勝T1回戦は前回大会の覇者で、日韓W杯での惨敗の汚名返上に燃えるフランス。流石に、ここはフランスが勝つだろうと多くの人が思う中、ギリシャ代表は素晴らしい集中力を発揮し、フランスのミスを誘発。1−0で勝ってしまうと、これに勢いづいたか、準決勝ではオランダとともに激しい攻撃力で大会を沸かしていたチェコを、これまた1−0で、決勝では開幕戦と同じ地元のポルトガルをやっぱり1−0で破りEUROを制することになりました。

誰もが思ってもみなかった結果は、UEFAの公式サイトでも「欧州サッカー史上最大の番狂わせ」なんて書かれてしまうほどの大偉業だったのでした。



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