ササ様に願いを
1998年シーズンにおいて、チリ代表が採用した4-4-2フォーメーションについての想定予想です。
モデルの想定・その他のケース
左図は、1998年フランスワールドカップにおけるチリ代表のスターティングメンバー想定予想です。
ただ、どうも4−4−2というよりも、実際は5−3−2に近いようです。
ウイングバックを想定配置にしたアクーニャとパラグエスはサイドというよりもセンターハーフ的なポジションをとっているようで、DHに想定配置したレイエスも、どちらかといえばセンターバックっぽいんですよね。 実際にゲームではどのような扱いになっているのかは、今後の検討次第で明らかになっていくでしょう。
何といっても、このチームは「サ・サ」コンビの2トップ。サモラノ・サラスの決定力とポストプレイ力にかかってます。
逆に言うと、ワンマンならぬツーマンチームであり、この2人の出来にチームが大きく左右されてしまうのが強みとも弱点ともいえるでしょう。
1998年当時のチリ代表
監督は、ウルグアイ人のネルソン・アコスタ。主にウルグアイとチリのクラブチームを率いてますが、1998年当時を含めて3回チリ代表監督に就任している指導者です。
1996年のワールドカップ予選から2回目のチリ代表監督に就任し、サ・サコンビを中心としたカウンターによる堅守速攻のチームを作り上げ、その驚異的な得点力は南米予選を1位通過したアルゼンチンよりも上で、南米予選を4位で通過します。
迎えたフランスワールドカップ本大会。予選グループB組でイタリア、オーストリア、カメルーンと同組。
このグループリーグで、チリは3戦全て引き分けながら、イタリアに続く2位で予選通過を果たします。
しかしながら、決勝トーナメント1回戦の相手は、優勝候補のブラジル。
この強豪相手に、チリは良いように弄ばれ、結局良いところなしの1−4で完敗するのでした。
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