イタリア2020
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カテナチオ?何、それ?おいしいの?

2021年に開催されたEURO2020でイタリア代表が採用した4-3-3フォーメーションについての想定予想です。

モデルの想定・その他のケース

左図は、EURO2020の決勝戦、vsイングランド戦おけるイタリア代表の先発メンバーです。

イタリア代表といえば、長らく「カテナチオ」という代名詞がまとわりつき、それまでにも何人かの監督が脱カテナチオを目指しつつも、結局、引き気味な戦術に落ち着くといったことを繰り返してきましたが、マンチーニの率いるイタリア代表は中盤を手厚くしたポゼッション重視の攻撃的なチームに変貌しています。

その象徴的と言えるのが、アンカーのジョルジーニョ。
イタリア代表がアンカーを置くとしたら、たいてい守備的アンカーで最終ラインに組み込まれるタイプが務めることが多いのですが、このジョルジーニョは解説者などから守備しないアンカーと呼ばれたり、前任の監督からはあのプレースタイルでは自分のチームには招集できないとされ、マンチーニ監督が就任するまでイタリア代表に招集されることがほとんどない選手でした。

ジョルジーニョが中盤の底でゲームメイクに専念するなら、ピルロにおけるガットゥーゾのような中盤の相棒は用心棒タイプなのかといえば、必ずしもそうではなく決勝でスタメンのヴェラッティやバレッラもリンクマンタイプで運動量はあるものの守備専念というタイプでもなく、中盤で積極的にボール奪取に行くよりも、ボールを保持してつなげていくことを重視したメンバー、例えばロカテッリやペッレグリーニなどが使われています。

ワントップはストライカーに特化したベテランのインモービレ、両サイドにはドリブラーであるインシーニェ、キエーザが入り、控えにもウイングのベラルディや万能型のベロッティらがいます。

守備陣の基本線は4バックですが、キエッリーニ、ボヌッチのベテランコンビのセンターバックに加えて、左サイドのレギュラーであるスピナッツォーラやパルミエリがクラブではウイングバックであることから、左が上がり気味になり、センターバックもできるフロレンツィが右サイドに入ることもありますが、決勝戦では左がパルミエリ、右がディ・ロレンツォでバランスをとることに重視した布陣をとっていました。

GKのドンナルンマは低迷期に入ってしまったACミランでほぼ唯一の世界的スターともいわれた若き天才。この決勝戦も含めてPK戦ではほとんど負けたことがないという驚異的な実力を誇ります。

2021年(EURO2020)当時のイタリア代表

率いる監督はイタリア人のロベルト・マンチーニ。

現役時代はファンタジーなタイプのアタッカーが多く活躍する中、インテリジェンシーの高いアタッカーと目され、サンプドリアやラツィオで多くのゴールを挙げイタリア代表でも34試合のキャップを重ねた選手でした。

2000年に現役引退し名将エリクソンの下でコーチを務め指導者への道を歩むかと思えば、突然1か月だけレスターで現役復帰した後、改めてフィオレンティーナで監督業を始めます。

監督業3チーム目のインテルミラノではリーグ三連覇を果たしたものの欧州CLでの結果が伴わいとされて解任。
その後、マンチェスター・シティや二度目のインテルなどでも好成績を残しながら、2018年5月にW杯予選敗退という屈辱を味わった再建を託されて、イタリア代表監督に就任します。

悪童ことバロテッリから「父親のような存在」と言われるなど、モチベーターとしての手腕に優れた監督と言われ、自信を失っていたイタリア代表に活気をよみがえらせることに成功。
就任から2018年9月まで1勝2敗2分という成績でしたが、そこからEURO2020の予選10勝0敗を含めた27戦して22勝5分の無敗を記録、その勢いのままEURO2020の本戦に挑みます。

予選リーグもトルコ、スイスに3-0、ウェールズにも1-0で勝利し圧倒的な強さで決勝トーナメントに進出。
決勝トーナメントは接戦続きでしたが、オーストリア、ベルギー、スペインといった強豪を倒して、ついに33戦無敗のままイングランドとの決勝戦を迎えることになりました。

決勝戦は前半2分に、いきなりイングランドが先制。その後守備を固めて逃げ切りをはかるイングランドの守備陣を崩せず膠着状態に陥ります。

その流れを変えるため、後半10分、センターハーフのバレッラと1トップのインモビーレを下げて、インサイドハーフのクリスタンテと右ウイングのベラルディを投入、サイドのインシーニェを中央に回しゼロトップ陣形に組み替えました。
すると、これが功を奏したか徐々に中盤のポゼッションを取り返し、後半22分に同点。さらに攻勢を続けてイングランドを防戦一方に追い込みます。

この攻防は結局、延長120分まで続くものの結局得点は入らず。最後はPK戦にもつれ込みますが、ドンナルンマが3本のシュートを止め(優勝が決まった後もまだPK戦が続くと思って、臨戦態勢をなかなか解かなったくらい集中していた様子)て、見事2006年のワールドカップ優勝以来のビッグタイトルを手にすることなりました。

余談ながら、この後もイタリア代表は数試合無敗を続け、最終的には37試合連続無敗という記録を成し遂げることになりました。(※2021/10/6のネーションズリーグ準決勝vsスペイン戦を1-2で敗北)



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