バルセロナ1999-2000
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オランダ仕込みのトータルフットボール

1999-2000シーズンにおいて、スペインのFCバルセロナが採用した2-3-2-3フォーメーションについての想定予想です。

モデルの想定・その他のケース

図@は、Webサカにおける想定予想のメンバーです。
とりあえず、出場数の多いメンバーを中心にあてはめてみました。

一方、図Aは1999年リーガエスパニョーラ第7節、対レアル・マドリード戦のスターティングメンバーです。

基本的にこのシーズンは、両WGのリバウド、フィーゴ、中盤やや左よりでバランサーを勤めていたコクーがほぼ固定で試合に出てますが、その他のメンバーは色々な選手が配置されてます。

LWBにF・デ・ブールやボハルデ、RWBにプジョル、ROHにリトマネンやR・デ・ブール、FWにシモンやダニなどを使うこともあり、DHのグアルディオラも怪我して離脱していた期間が長く、その際は若干19歳のシャビが舵取りをになう試合が多く見られてます。

なお、2012年2月20日から開始のチャレンジマッチでは、@の想定図で左ウイングバックがセルジではなく、ゼンデンが使われていました。基本的には@に近い想定だったようです。

1999-2000シーズン当時のFCバルセロナ

率いる監督は、オランダの名将ファン・ハール。1997年にバルセロナの監督に就任してからリーガを2連覇中で、名声にたがわぬ実績を上げてました。

だが、この年は、中盤を支えているDHのグアルディオラが怪我で不在だった時期が長かったこともあり、前シーズンほどの強さを発揮できず、ファン・ハールと双璧をなすと言われた戦術家ハビエル・イルレタ率いるデポルティボ・ラコルーニャに優勝をさらわれてしまいます。

欧州CLでの不振や、ファン・ハールのオランダ人選手優遇&地元カタルーニャ出身選手の冷遇などがファンの不興を買い、自身を招聘した会長の辞任と重なり、解任されるような形でファン・ハールは辞任に追い込まれてしまうのでした。

そういう意味では、バルセロナにとってはあまり良いシーズンとは言えなかった年のフォーメーション。

ファン・ハールとヨハン・クライフ

ファン・ハール監督はサッカー界きっての戦術家と言われており、オランダのアヤックス時代に欧州CLを制すなど、優れた実績を誇ってました。

FCバルセロナは、かつての英雄ヨハン・クライフが編成面で大きな権限を有しており、そういうラインから同じオランダ人のファン・ハールを連れてきたと言われてますが、どうもこの2人、かなり仲が悪かったようです。

ファン・ハールは自身の戦術能力に自身があるため、アヤックス時代に戦術を叩き込んだオランダ人選手を重用しがち、また、たとえばリバウドのような中に切れ込むタイプの能力の高い選手であっても、サイドの守備に専念させるような指示を出すなど、スター選手を作らない方針を採ってます。

これが、「美しく勝て」という美学をもつ、かつてのスター選手であったクライフが好まないスタイルであったようで、両者は度々対立していたとも言われております。

ただ、面白いことに、この2人がアヤックス・バルセロナで採用した戦略方針は、ディフェンスラインを高く保ち、中盤でのボールポゼッションを高めることで相手にプレッシャーをかけるというものであり、この2人に薫陶をうけて、後にバルセロナの監督として欧州CLを制するライカールトやグアルディオラも同じサッカーを展開するという不思議な縁をバルセロナというチームに受け継がせているのでした。



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