ネラッズーロ13-14
各フォーメーション
 アルゼンチン1993
 イングランド1996
 イングランド2006
 ウルグアイ2010
 鹿嶋2016
 シャルケ10-11
 チリ2016
 ドイツ2002
 広島2015
 フランス2006
 ポルトガル2004
 セビージャ06-07
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名門復活は遠い道のり

2013-2014年シーズンにおいてイタリアのFCインテルナツィオナーレ・ミラノ(以後インテル)が採用した3-5-2フォーメーションについての想定予想です。

なお、ゲーム表記の「ネラッズーロ」とは、ユニフォームが「黒(ネロ)青(アズーリ)」であることから、イタリアリーグのインテルで呼ばれている愛称であります。

モデルの想定・その他のケース

左図は、2013-2014年シーズンの想定スターティングメンバーです。ゲーム内のワールドツアーメンバーを参照しており、セリエA第3節vsユヴェントス戦などのスタメンになります。

3バックで中盤フラットになり、サイドハーフが前線にボールを運ぶタイプのカウンターサッカーを行うチームです。

カウンターサッカーのキーになるのは、左サイドハーフの長友と右サイドハーフのヨナタン。ともにスタミナに優れたサイドハーフですが、長友はフィジカルを前面に押し出し、ヨナタンはブラジル人らしくドリブルとクロスの上手さが武器というやや対照的な二人でした。

2トップはアルゼンチンでも屈指のドリブラーであるパラシオと、この時期カカとよく比較されていたアルバレス。2人ともスピードとテクニックに優れたタイプですが、アルバレスはセンターフォワードというよりはシャドーストライカータイプで、パラシオがフィニッシャーになるケースが多かったです。

中盤は、センターハーフのカンビアッソとグアリンにレジスタタイプのクズマノビッチがブロックを作って攻守のバランスを取ります。

3バックは空中戦に強くビルドアップも得意なラノッキア、マッツァーリの教え子で彼のシステム理解度が高く対人に強いカンパニャーロ、粗削りながらフィジカルを武器に体を張ったプレーが得意なフアンが中央を固めます。

最後の砦はPKストッパーで有名なハンダノビッチ。ハイボールにも強く安定したセービング能力も持ち合わせます。

2013-2014年当時のインテル・ミラノ

監督はイタリア人のワルテル・マッツァーリ。現役時代はぱっとせず、引退後コーチ業を経てセリエCチームの監督になりましたが、そこからセリエB→Aの監督へとランクアップ。レッジーナなナポリで好成績を残し、ついにセリエAの名門インテル・ミラノの監督に就任することになりました。

インテルはマンチーニ、モウリーニョ時代の5連覇メンバーの大半がベテランとなり前シーズンは9位まで落ち込んでおり、2013-14シーズンは立て直しが期待されていました。

マッツァーリはこれまでの彼のチームと同様、3バックでサイドハーフの運動量を活かした堅守速攻チームの構築に着手。そのキーマンとなったのが左サイドの長友、右サイドのヨナタンでした。

特にヨナタンは守備を重視するセリエAの右サイドバックとしてはそれまでぱっとしないプレーをしていましたが、1列前でプレーすることで覚醒。
春先に怪我したものの夏までに復帰してきた長友も怪我の影響を微塵も感じさせない運動量で左サイドを攻守に支えます。

ただ、11月ころまではチームも好調だったものの、13節から22節までの10試合で1勝4敗5分。その後も引き分けが多く、過去2シーズンと比べて得失点は大幅に改善されたものの最終順位は5位でEL出場権を確保するのがやっと。
コパ・イタリアもチーム状態が悪かった1月のベスト16でウディネーゼに負けるなど、結局、名門インテルとしては物足りない成績に終わっています。

なお、この時期のインテルの状況を象徴するかのようにシーズン終了後、サネッティが引退、カンビアッソ、サムエル、ミリート、キヴーが退団。4年前のトレブル達成メンバーの全員が去る事になりました。



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