チリ2016
各フォーメーション
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ビエルサ流戦術は引き継がれる

2016年チリ代表が採用した4-3-3フォーメーションについての想定予想です。

モデルの想定・その他のケース

左図は、2016年のコパ・アメリカ100周年記念大会におけるチリ代表のスターティングメンバー想定です。決勝戦の対アルゼンチン戦のスタメンになります。

名将サンパオリが鍛えた全員攻撃、全員守備を標ぼうするサッカーをそのまま受け継いだ豊富な運動量に支えられたハイプレスを基調とした攻撃的なサッカーをするチームです。

パワーストライカーのバルガスと、右ウイングから切れ味鋭いドリブルで中に切れ込むサンチェスが攻撃の要で、コパ2016で前者は得点王、後者はMVPに輝いています。
3トップの左ウイングにはフエンサリダが入りますが、元々サイドバックの選手であり、どちらかと言えば前線守備に奔走します。

中盤のビダルが攻守の要で、豊富な運動量からピッチの色んなところに顔を出します。
センターハーフでゲームメイカーとしての役割も担うのはスタミナのあるアランギス。
中盤の底のディアスは攻撃の起点となり展開力に優れたタイプ。

センターバックの2人はフィジカルを前面に押し出すタイプでともにスピードとパワーに優れており、攻めあがる事が多く、激しくアップダウンを繰り返すサイドバックの2人の攻め上がり後の穴をうまくカバーします。

ゴールキーパーのブラーボはこのチームの主将で、この時期はバルセロナの正守護神も務めていました。

2016年当時のチリ代表

監督はアルゼンチン生まれのスペイン人、ファン・アントニオ・ピッツィ。現役時代は得点感覚に優れたフォワードでバルセロナなどで活躍していました。
現役引退後は南米の中堅クラブを中心に監督を歴任し、前任のサンパオリが給料の不満などから辞任してた後をうけてチリ代表に就任しました。

前任者と同様にピッツィもまたアルゼンチンの名将ビエルサの信奉者でもあるため、チームのベースである人とボールがよく動くサッカーをそのまま引き継ぎ、多少のメンバー入れ替えをしつつ、2015年に初優勝を果たしたコパ・アメリカの100周年記念大会2016年(本来は4年に1回開催)を目標にチーム作りをしていきます。

ディフェンディングチャンピォンとして迎えたコパアメリカ本大会、グループステージは、優勝候補アルゼンチンにボリビア、パナマと同組になります。

アルゼンチンには完敗、ボリビア戦は苦戦したもののビダルがロスタイムに決勝点を挙げて辛勝、パナマには快勝し2位で予選通過します。

決勝トーナメント1回戦、強豪メキシコが相手でしたがこの試合でバルガスが4得点上げるなど何と7−0のゴールラッシュ。準決勝のコロンビア戦も前半早い時間帯に2ゴールをあげて快勝。決勝戦はGSの最初の試合で敗れたアルゼンチンが相手となります。

決勝戦はメッシをどう止めるかにかかっていましたが、そのメッシの突破を防ぐために前半早い時間帯でディアスがイエロー2枚で退場。この後、前半はずっとアルゼンチンの攻勢が続きますがチリも粘り強いディフェンスを見せます。
そして、前半終了間際にアルゼンチンはロホが危険なタックルで一発退場。これでチリの数的不利がなくなります。

結局、アルゼンチンに最後まで決めてを与えず最後はPK戦。メッシとビダルがいきなり外したもののチリは4人が成功。一方、アルゼンチンは4人目のビリアが外してしまい、コパ・アメリカ2015年に続き2016年の記念大会も制することになるのでした(なお、記念大会であるため公式記録としては「コパ・アメリカを連覇したことにはならない」とのこと)。



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